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定年、毎日が日曜日

『毎日が日曜日』 城山 三郎
●商社勤務のビジネスマンの現実をリアルに描いています。仕事と家庭。そして、定年後の現実についても現役と引退後の対比を重ねながらリアルな描写でうなります。さすが城山三郎氏の名著です。
毎日が日曜日 (新潮文庫)
●この小説では、現役の商社マン沖と商社を定年した男とが登場します。笹上という定年男は、悠々自適のはずが毎日することもなく、カメラを持って動物園に行ったりします。やはり、会社員時代を懐かしみこんなはずじゃなかった。。。。という結末。
P524にこんな文章があります。
”毎日毎日が白紙ということは、退職して間もない頃は爽快そのものであったが、半年を過ぎると、少しその気分にかげりがさしてきた。今日一日24時間をどう過ごすかと思いまどう気分である。先の先まで日程表がすべて空白ということは、耐えられないほど空しく、また陰気な感じを起させる。”

●何もしない定年後に順応できる人はそれで十分。しかし、何かしら人と関わり、社会と一定量以上の関わりがないと張り合いがない人は、何か打ち込めるものを見つける必要がある。やはり、何か支えになるものがあり、たよりにされるものがあっての定年後ということですかね。どうする。。自分。
お盆を過ぎ、急に涼しくなった風が吹き抜ける朝、模索は続く。。。のでした。

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定年後のこと

定年バカ勢古 浩爾

●当方定年まであと数年(約3年半か)。なので、いわゆる”定年本”を意外と沢山読んだ。その中でこの『定年バカ』が一番すっきりとしている。一言でいうと何もしない定年後だってアリなのではないか。ということですね。まだ定年になってない者があまりとやかく言えませんが。
定年バカ (SB新書)

●勢古さんの本が小気味いいのは、いろんな”定年本”を頭で考えたキレイ事としてメッタ斬りしていること。定年本に書かれている、”輝く人生” ”充実したシニアライフ” ”第2の人生” ”ときめきをもつ” ”新たなチャレンジ” ”動け”。一体何なんだオマエら。って感じだ。
P33 どいつもこいつも、あなたの人生になんかにはなんの興味もないのだから。もちろん、誰一人言葉の責任などとるものはいない。
残間理恵子氏の本『それでいいのか蕎麦打ち男』を蕎麦くらい打たせてやれ、やかましいとバッサリ。そして、内館牧子氏の小説『終わった人』も、東大法学部卒の主人公、田代壮介。これだけ恵まれてて何が後は葬式だけだ。頭で考えた小説だとバッサリ。実際の定年後となると、およそ小説にはならない日々の繰り返しである。小説のようなダイナミックなものは普通ないということですかね。しかし、ずっと家にいるのは何かと風当たりが強そう。

      エエーッあなた定年後、家にいるの。そう、定年後は家でゆっくりとね。。
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●著者の勢古さんが、現在71歳とおもわれます。サラリーマンからリタイアした定年の大先輩。実感が根拠なので言ってることに説得力があります。
そして、ご自分の両親について。
”母も父も働きに働いた。母はなにもしなかった。なにもしなかったが、すべてのことをしたと私は思っている。これが自分を慰めるためのごまかしのいい方であることはわかっている。どうであれ、父の人生であり、母の人生だった。”
ほんとそうですよね。人それぞれの状況があり、生き方があり、定年後も人にとやかく言われるようなものではないですよね。

         定年後もそれぞれだよね--そんなにひっつかないで。
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定年後の”生きがい”を持たなきゃ病から解放される一冊です。今は生活も家族もあり仕事に追われる毎日。自分の定年後どうするか。梅雨時の雲を眺め模索は続く。。。のでした。

☟『定年バカ』の中で紹介された定年本のリスト。特に『夫と妻の定年人生学』は意味深い。


プロフィール

スカイ

Author:スカイ
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岡山在住 姫路に単身赴任から岡山にやっと戻ることができました。 
一人の社会人と二人の大学生と一人の高校生と一人の奥様と過ごす毎日。本を読んで役立ったことを伝えたくて綴ってます。
写真はオーストラリアの空と海。

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